NETFLIX 火花 第10話(最終話)感想 ※ネタバレ有

【あらすじ】
・先輩、後輩関係のお笑い芸人2人が、さまざまな人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索し、苦悩する姿を描いた作品。

【主演】
・林遣都、波岡一喜、門脇麦、好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、山本彩、染谷将太、田口トモロヲ、小林薫、徳永えり、渡辺大知、高橋メアリージュン、渡辺哲、忍城修吾、徳井優、温水洋一、嶋田久作、大久保たもつ、橋本綾、俵山峻、西村真二

【原作】
又吉直樹 著「火花」 (文藝春秋 刊)

【総監督】
総監督:廣木隆一  監督:白石和彌 沖田修一 久万真路 毛利安考

【第10話】
・最後のライブで渾身の漫才を披露したスパークスは、観客を笑顔と涙の渦に巻き込む。一年後、神谷の失踪を知った徳永の元に一本の電話がかかってくる。



さぁ、最終話

の前に、改めて火花のご紹介。※Wikipediaより抜粋

『火花』(ひばな)とは、お笑いタレントの又吉直樹が書いた初の中編小説である。初出は『文學界』2015年2月号(文藝春秋)。掲載時より現役人気お笑いタレントの手がけた純文学小説として話題を呼び、文芸誌である同誌が増刷されるヒットとなったほか、第28回三島由紀夫賞候補作、第153回芥川龍之介賞受賞作。』

このブログを作るにあたり、一番最初に記事を書こうと思ったドラマ。

願わくば、徳永、神谷、真樹、別々の道でもええから三人共幸せになってほしいけど、そうは問屋が卸さないんやろな~。

さてさて、最後はどんなエンディングを迎えるのでしょうか。




それではスタート

まず冒頭は最後のライブに望むスパークス徳永の幼少期の回想シーンから始まる。

子供の頃から憧れ続けた漫才師、その漫才師に自分はなり、そしてテレビにまで出演する程に売れた自分達、しかし、テレビに出続ける難しさを知り、最後は夢破れ本日をもって解散してしまう自分達。

天国と、適切な表現ではないが地獄を味わい、それでも10年間スパークスとしてやってきた事が、今日で終わってしまう。感慨深い、そんな表現では伝えきれないくらい様々な出来事があったと思います。うん、一人妄想に浸りここで泣ける。

会場には満員のお客様、そして事務所の社員達、そして神谷の姿が。

前座も終わり、とうとうスパークスの出番が始まる。

あ~ここでも既に涙が。


漫才の冒頭、徳永はアドリブ?で台詞を言う、心なしかスパークス二人の目に涙が。ああぁ私も泣いてしまう。なんて簡単な人間なんだ私は。

漫才をジッと見つめる緒方(染谷将太さん)の演技がまたええですね。

というか、相方山下(好井まさおさん(井下好井))の演技がガチっぽい、いやこれはガチじゃないかと思うくらいええ演技するな~。本当に泣いてる時と泣いた演技って絶対違うと思うけど、これはマジ泣きじゃないのか。それがまた心にグッとくる。

ああぁ~やべー私号泣


これは演技を超えた演技なんじゃないか。この熱気、この感動は私のつたない文章じゃ表現できません。ごめんなさい。

是非動画でご確認を。


漫才を終えたスパークス、場面は変わり、徳永は山下と百合枝の最後を見送る。徳永は何か付き物が落ちたような、晴れやかやけどどこか哀愁があり、すっかり男の顔になってますね。

場面は変わり徳永と神谷は何時もの居酒屋に向かう。ここで印象に残った二人のやり取り。


神谷
『この壮大な大会には勝ち負けがちゃんとある、だから面白いねん。でもな、徳永、淘汰された奴等の存在って、絶対に無駄じゃないねん。一回でも舞台にたった奴は、絶対に必要やってん。これからのすべての漫才に、俺達は関わってんねん。徳永が、面白い事、10年間、考え続けた訳やん。ほんで、ずっと劇場で、人を笑わせてきた訳やろ?』

徳永
『たまに誰も笑われへん日もありましたけど』

神谷
『アホ(笑いながら)、たまには、でも、ずっと笑わせてきた訳やん。それはもう、とてつもない特殊能力を身に着けたという事やで、ボクサーのパンチと一緒や』

徳永
『ボクサーですか』

神谷
『無名でもあいつら簡単に人○せるやろ?芸人も一緒や。ただし、芸人のパンチは殴れば殴る程人を幸せにできんねん。だから、事務所やめて、他の仕事で飯食うようなっても、笑いでどつきまくったれ。お前みたいなパンチもってる奴どこにも居てへんねんから』

徳永
『ありがとうございます。』


ここも着地点をどこの置いてるかで伝わり方は違うと思いますが、私の解釈では、決して夢破れる事が負けじゃなく、それを引き継いで頑張ってくれる人達の礎として自分達は必要やったと解釈。
ちゃんと自らやってきた事を肯定して、前を向いて頑張ろうという言葉に聞こえた。

その後徳永は芸人を辞めてから不動産の仕事に精を出す。そして場面は変わり、徳永は神谷の相方大林と喫茶店で会う。そこで現在の神谷の様子を聞く。結構キツい話なのにバックの音楽がPOPでアンバランス。

そして徳永は何かを思い立ったように会社の人に車を借りてどこかに向かう。途中にまさかのあの人も登場、元気にしてるようでよかった。

そして今まで行った所の回想シーンが流れ、到着した先は井の頭公園。ベンチに腰かけながらボ~っとする徳永。ここで徳永はまさかのあの人を目撃し咄嗟に隠れる。ああぁ~子供が。

こちらも動画でご確認を。

そして武蔵野喫茶店へ、何時でも変わらないマスターの美味しいコーヒーを飲みながらひとときを過ごす。場面は変わり、徳永は屋台で一人で飲んでると、、、非通知で電話がかかってくる。電話内容の描写がない為わからないが、たぶんあの人でしょう。

そして徳永は屋台を出て歩き出す。そしてあるお店に到着する。そこで待っていたのは神谷だった。そこでさらりと衝撃の事実を聞かされるのを同時に、、、衝撃の映像が、、、

これは衝撃映像なのか?それとも爆笑映像なのか?

徳永泣いてるけど、それは面白くて泣いてるのか?それとも情けなくて泣いてるのか?

ボケなのかシリアスなのか、あぁ、そっちか。

ここで徳永が諭すように、

『神谷さん、あのね、神谷さんはね、なんも、悪気ないと思ってます。おっさんが○○にしたら面白いっていう、そんぐらいの感覚やったと思うんです。でもね、世の中にはね、○の問題とか、社会の中でのジェンダーの問題とかで、悩んでる人が沢山いるんですよ。そういう人等が、この状態の神谷さんみたらどう思います?』

徳永は神谷にマジ説教。それくらい神谷の変貌はすごかった。何をしてんねん神谷、、、

おい、最終話でなんやねんこれ。

神谷の純粋までに笑いにかける思いが、最悪の状態を引き起こす。

しかしほんまになんやねんこのやり取り。

場面は変わり、徳永と神谷は街中をブラつき、そして二人は出会いの場所熱海の花火大会を見に行く。幸せな人達の中に居ると居心地が悪そう神谷、徳永はそんな神谷の気持ちを察してなのか、メインの花火が打ちあがる前に『行きましょう』と声をかける。

場面は変わり、熱海の花火大会で出会った二人が初めて飲みに行った居酒屋へ。

山本 彩さん(NMB48/AKB48)登場!ひゃっほーヾ(`・∀・´)ノ テンションМДХ!

しかしもう何年たったかわからんけど、まだそこでアルバイトしてんのか?と思った私。

ここでトイレに行こうとする神谷がある紙を見つける。それは、、、動画でご確認を。そして二人は熱海の旅館に泊まり、神谷が内湯に入ってる間、徳永は神谷の自伝を書く。

神谷は内湯に入りながら、ふと太鼓の太鼓のお兄さんを口ずさむ、ここで何か閃いた模様。神谷の目に精気が宿ってきた。最後に徳永のナレーションが入り物語の最後を迎える。

こちらは動画でご確認を。

えっ?


えええっ?


ここで終わりっすか?!


こんな感じで10話(最終話)が終了


【第10話(最終話)の感想】

なるほど、こういう終わり方ですか。

ん~、色んな解釈もできるし、捉え方もできる落とし方かもしれへんけど、個人的に言うとかなり残念な終わり方。ああぁ~、なんでこんな終わり方にしたんやろな~。

これは見終えてから即書いたからこういう感想になるのかもしれん、もうちょっと自分なりに咀嚼して考えれば違う感想になったかもしれないですが、見終わって直ぐの感想としては残念すぎる終わり方。ある意味、今までの感動やら何やらをぶち壊すくらい残念な終わり方をしてくれた。

勝手な想像で、当たり前ですがこのドラマは吉本興業も絡んでるので、いろんな所で実在の芸人さんやらネタが織り込まれてます。これを察するに、最後の徳永のセリフは、吉本のトップ芸人の明石家さんまさんの座右の銘『生きてるだけで丸儲け』を模倣したんじゃないかと勝手に推測。

しかし後半は意味がわからんかったなー、あそこで意味わからんくしたので、そのまま終わってしまった感じ。終わりよければじゃないけど、徐々に熱くさせて最後に斜め上に飛んでったなー。

お笑いドラマならこれでよかったかもしれないけど、これは私の中ではヒューマンドラマだと思ってたので、最後は最後でどっちかにキッチリ振れて欲しかったかな。

一応全て見終わった今の感想として、最後のお陰で駄作。これ小説の方は一体どうなってんねんやろ?これはドラマだけの演出なんやろか?

10話最後見終わった所でふと、

・あの10話途中で出てきた馬券?あれは何?
・神谷の変貌はどうすんの?
・自伝は書いて満足して終了ですか?
・神谷お金はどうすんの?
・神谷最後に何を閃いたの?

う~ん、もちろんあえてでしょうけど、自伝の所はちゃんと落ちつけて欲しかった。

とりあえず今は小説も読む気がしないので、ちょっと落ち着いてからもっかい考えてみたいと思います。とにかく最後でぶち壊してくれた感じで私の火花の感想は終了しました。

あぁ~ほんまに残念

ただ、最後に火花の主題歌 OKAMOTO'Sさんの BROTHER を初めてちゃんと聞ききましたが、あの『 lai lai lai lai 』の部分が恰好よかったな~。  出だしは嫌いやけどね♪



ランキングサイトに参加中!応援クリックおなしゃす

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

 
映画評論・レビュー ブログランキングへ

Apple Store [iPhone/iPad Apps] NETFLIXダウンロードは↓



Google Play [Android] NETFLIXダウンロードは↓


0 件のコメント :

コメントを投稿

DMMモバイル