・兄、エドワード・エルリックと弟、アルフォンス・エルリックは失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。
鋼の錬金術師 実写化に伴い、NETFLIXで鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST を改めてぶっ続けで観てみました。
いやはや、改めて1話見たらもう止まりませんね、一気に全話見ましたが、
熱いね!
本当これ以上の熱くて泣ける漫画・アニメって他にあるんかね。
個人的にハガレンの一番良いと思ってる所は、とにかく駄目な事に対して真摯に向き合う姿勢の絶妙な心理描写に私は惹かれています。
とにかくエドとアルの背負った業が深くて、そこに対しての深い反省や後悔、それでも前を向き続けていく心の強さ。時に挫けて、なんてレベルじゃなく、駄目な時はとことん駄目で、それでも一歩一歩前に進んで、ほんでまた一歩下がって、他の人では真似できないくらい地道に泥臭く進む。もちろん持って生まれた才能なんかもあるのかもしれないが、それでも自分の才能をひけらかす訳でもなく、ただひたすらに自分達のやるべき事に真っすぐ突き進む。
主人公のアルとエドのコンビも最高だが、とにかく周りの人達も、そして敵も、とにかくキャラクターの魅力がかなりレベル高いんすよね。
私はエンヴィーが好きなんすよね。あの最後良かったっす。
で、この漫画のもう一つ良かった所、それは中だるみが一切無かった所、即ち、最初から最後まで全てが面白かった所。これだけの漫画ですよ、引き延ばそうと思えば幾らでも引き延ばせたかもしれなかったですが、グダグダ伸ばす事なく、最後はピシャッと終わってくれた所が良かった。
また軽くネタバレになりますが、とにかく最後良かったですよね、最初の方に出会った残酷な出来事を忘れる事なく、錬金術が無くなってもまたそこから前を向いて歩いていく。
これは間違いなく大人でも十分に楽しめる漫画やと思う。というかマジでまだ読んだ、観た事ない人は見た方がいい。『何をそんな漫画ごときに』って思ったそこのお前、なんて悲しい奴や。
さて、そんな鋼の錬金術師が2017年冬に実写化されるとの事で、私はこんなアンケートを取ってみました。
(2017年冬公開予定)— NETFLIXで人気映画・ドラマレビュー (@netflix_hibana) 2016年6月13日
『鋼の錬金術師』実写化に関しての質問
貴方は実写化に賛成ですか?反対ですか?
oh~反対が多いっすね。ちなみに私はというと、
大反対ですね!
たぶんこの実写化に反対という方達の意見は様々あると思うんですが、私が反対の理由は一つ、
ハガレンは漫画とアニメで完成されてしまった
訳なんですね。なので実写化にする意味がないので反対という訳なんです。この完成されたというのは単純に、漫画が映像になった。それで完成って意味じゃないんですよね。
そもそも近年 漫画 → アニメ → 実写化 の不毛な流れができつつあると思うんです。ま~そこはもう別にいいと思うんですよ。
ただ、ハガレン程 漫画 → アニメ が完璧な作品ってそうはないんですよ。もちろんドラゴンボールに始まり、ワンピースやナルトやら面白いアニメってのは幾らでもあるんです。でも私の中でハガレンとは少年誌ではなく、青年誌でもなく、その中間の絶妙な所に位置してる漫画であり、こんな漫画って正直他にないんですよね。※ちなみに、日本のアニメ技術は世界に誇れると思ってますが、キングダムよ、、、なんでやねん。なんであんなクソアニメになってんねん。
で、ハガレンは少年誌であるようなコミカルな描写もあれば、青年誌であるようなエグい描写もあり。さらに少年誌のような熱い描写もあれば、青年誌のような心に突き刺さる心理描写もある。ちなみに、ハガレンのように良い位置にいたと思ったけど、ほぼほぼ最初らへんに青年誌を突き抜けてしまったのがエヴァンゲリオンだと私は思ってます。まーあれはあれで面白かったんですけどね。
とにかくハガレンは少年誌のような青年誌であり、この辺りの塩梅がとにかく絶妙で、それがさらにアニメとしても最高の出来で作り上がってしまった訳ですよ。それを今更実写でやっても絶対にアニメを超える事はできないんですね。なので反対してる訳です。
先程も言った近年の 漫画 → アニメ → 実写化 この流れで成功するのは、あくまで現実世界でも起こり得る事を題材にしないとリアリティがない、すなわち薄い内容になると思うんです。
パッと思いつくのは『闇金ウシジマ君』、これ山田孝之さん主演で実写化されましたが、特に反対意見も少なく、むしろ面白かったって意見が多かった。それは偏に題材が現実的にあり得る話だったからに他ならないと思うんです。だから見てる人もリアリティを感じ共感できたんだと思います。
で、別の作品で考えると『進撃の巨人』と『テラフォーマーズ』これも上記の 漫画 → アニメ → 実写化 の流れの餌食になった訳ですよ。でもこの二つの作品は、演者の方々には大変申し訳ないのですが、私の中ではCGを観る作品だと思ってるんです。なので、目指すはどれだけ綺麗で壮大でスタイリッシュでエグいCGが出せるか。これだけでええ思うんです。
ただですね、ハガレンは違うんですよ。
ハガレンのメインは人間の心理描写であって、ここは役者の腕になりますが、それでいて起こってる事は現実にはありえない話なんです。この【心理描写】と【現実的にありえない話】の二つを混ぜ合わせて実写でやると絶対チグハグな造りになってしまうと思うんです。プラスCGですよ。もうゴチャゴチャになんの目に見えてますやん。
ここで一応鋼の錬金術師実写化のキャストを見てみましょうか。
『エドワード・エルリック』
【Hey! Say! JUMPの山田涼介さん】『ウィンリィ・ロックベル』
【本田翼さん】『ロイ・マスタング』
【ディーン・フジオカさん】『ハクロ将軍』
【小日向文世さん】『リザ・ホークアイ中尉』
【蓮佛美沙子さん】『マース・ヒューズ中佐』
【佐藤隆太さん】『マリア・ロス少尉』
【夏菜さん】『グレイシア・ヒューズ』
【原田夏希さん】『ドクター・マルコー』
【國村隼さん】『ショウ・タッカー』
【大泉洋さん】『ラスト』
【松雪泰子さん】『エンヴィー』
【本郷奏多さん】『グラトニー』
【内山信二さん】『コーネロ教主』
【石丸謙二郎さん】「ピンポン」の曽利文彦さんが監督するんですてー。
って、いやもうね。
どーでもええわ!
それより何より、漫画、アニメで完成されたハガレンを今さらどうこうした所で、それ以上の完成品ってのは出来上がらない訳で、これはキャストが、監督が、CGがってレベルの話じゃないんですよ。
もちろん、まだ作品を観てないのでなんとも言えないですし、決まった事ならしょうがないんですけど、ま~原作レ○プだけはマジで勘弁してほしい。かといって実写で熱いお涙頂戴の演出とか入れられると逆に寒くなるから、淡々とやってほしい。
コーネロ教祖も出てくるって事はもち最初っからで、タッカー役の大泉さんが重要な役割になるってなんかの記事で読んだからニーナの所がメインになるんかなー。んで今回はスカーもキンブリーも出てこないみたいなんで、スカーが出てくる前の話をメインに作られるんやろうか。イシュヴァール戦の話とかどうなんやろうか。
スカー出て来ーへんのに、タッカーの所がメインになるてどうやねん。あれはスカーが出てくる前提で進めないと物語がおかしくならへんか?エドとアルの二人でタッカーと戦うんか?勘弁してくれよ。そもそもハガレンはかなり心理描写を掘り下げた作品やから、たかだか数時間でエドとアルの心理描写なんて描ける訳ないやろ~、また二部作、三部作構成ですか?勘弁してくださいよほんまに。
ああああああああ~もっと中立の立場で書こうと思ってたんですが、原作好きとしてはやっぱ嫌やなーCGのアルと実写のエドが歩く所とか痛々しいんちゃうかなー。
これならいっそ「ドラゴンボール・エボリューション」みたいに海外に渡して壮大にスベッてくれた方が気が晴れるかもしれんわ~。
なんかデマかホンマか、銀魂も小栗旬さん主演で実写化されるかも?って話もあるみたいですし、東京喰種も実写映画化決定みたいですし、もうほんまに、なんでもかんでも実写化やめて欲しいですわ。実写は実写だけのドラマや映画を突き詰めてくださいよ。
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