NETFLIX 火花 第8話感想 ※ネタバレ有

【あらすじ】
・先輩、後輩関係のお笑い芸人2人が、さまざまな人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索し、苦悩する姿を描いた作品。

【主演】
・林遣都、波岡一喜、門脇麦、好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、山本彩、染谷将太、田口トモロヲ、小林薫、徳永えり、渡辺大知、高橋メアリージュン、渡辺哲、忍城修吾、徳井優、温水洋一、嶋田久作、大久保たもつ、橋本綾、俵山峻、西村真二

【原作】
又吉直樹 著「火花」 (文藝春秋 刊)

【総監督】
総監督:廣木隆一  監督:白石和彌 沖田修一 久万真路 毛利安考

【第8話】
・テレビ出演も果たし収入が増えた徳永は、借金を重ね自暴自棄になっていた神谷と久しぶりに会う。だが、現れた神谷の意外な身なりと態度に、つい、、、。



上記のあらすじで神谷アカン臭いプンプンしますが、もしかして実はよい方向になってるとか??

あっ、、、なるほどなるほど、たぶんここであの場面が見れるんかな。

このブログはドラマを見ながら書いてるので、現段階ではわからず。とにかく先に進みましょう。

冒頭は自宅で伝記を書く徳永の描写からスタート。すると徳永は突然神谷に電話をかけ始める。神谷は珍しく?徳永以外の芸人と居酒屋で飲みの最中、徳永の着信は無視する。

ここで徳永のナレーションが入る

『日々、意味のわからないあほんだら狂を、なぜか人を引き付ける美声で唱えて、毎日少しのばら銭を頂き、その日暮らしで生きている。無駄な物を背負わない、そんな生き様に心底憧れ、憧れた押して生きてきた』※聞き取りにくい箇所があったので少し言葉が違うかもしれません。

このナレーションの最中に、神谷の無茶苦茶な行動を見れるのですが、胸が痛い。立ち直ってくれ神谷。

その後さらに、徳永のナレーション

僕は神谷さんになりたかったのかもしれない。だが、僕の資質では、到底神谷さんにはなれなかった。

ある意味今の状況はなるべくしてなった感じ。徳永も神谷も共にお笑いに信念を持ってやってきたが、徳永は常識の枠内での信念、でも神谷は常識から逸脱した信念。そこに待ってるのは天国か地獄で、神谷自身もそれをわかってても止められない。で今神谷の居る所は地獄に片足突っ込んでる状態。それでもここで常識内の人間ならまだ戻れるって思うけど、神谷は片道キップで自ら地獄に突っ込んでいってる感じ。頼むで神谷。

徳永は自宅で一通り物思いに耽ってから床に入るが、その前にもう一度神谷に電話する。そこで神谷が映し出されますが。そこで私の口から出た一言

『うわっ。。。』

こちらは動画でご確認を。


その後徳永は1話ネタバレで記載した後輩芸人と飲み屋に行く。ここで、、、特に盛り上がった話は全くなかった。

その後徳永は自宅に居ると突然すごい音が、どうやらロクさん(渡辺哲さん)が家電を拾ってきて途中で落っことした模様、それを助ける徳永。そこでなぜロクさんがこんなに家電を拾ってきたのかが垣間見れる。

そうか~、そういう事やったんか。

場面は変わり、緒方(染谷将太さん)とスパークスはテレビ局に入る。ここで徳永は2話ネタバレで出てきたあゆみちゃん(徳永えり)とバッタリ遭遇。テレビ局で会えた事が嬉しそうな二人。

で、ここで出ました今田耕司さん!!雰囲気あるね~。

次の収録?までちょっと時間があるので飯を食べに足早にエレベーターに向かう今田さん、そこにキッチリ挨拶する緒方と山下を他所に、徳永は挨拶をキッチリ返せなかった。山下が『徳永挨拶!挨拶!』と駆け寄り、挨拶に向かおうとするが、5話ネタバレに出てきた鹿谷に先を越される。

その後挨拶のチャンスを逃した徳永に緒方が駆け寄り。

『ねぇねぇねぇねぇ、ちゃんと挨拶しようよ。面白いネタ書けてもさ~そういうのちゃんとできなかったらこの業界じゃやっていけないからね。わかった』

郷に入っては郷に従う。今まではただ面白い漫才をしてればよかったのが、今やテレビに出るまでに成長したスパークス。徳永気を引き締めんかい。

その後テレビの収録が終わり、この時同じネタ見せにレイザーラモンRGさんとHGさんが居る!この二人が揃ってるの最近見てなかったので見れて嬉しかった。

その後プロデューサーやら業界人の人達に銀座飲みに連れてってもらうスパークス。『お洒落なツカミが欲しい』との要望に山下は乗り気で答えるが、徳永はいまいちな反応。なんだか居心地が悪そうな徳永に神谷から飲みの電話がかかってくる。

徳永の取った行動は、、、こちらは動画でご確認を。

その後久しぶりに神谷と飲む徳永、最初はちょっとギクシャクしてた二人ですが、すぐ昔な感じで打ち解ける。ここで神谷が最近井の頭公園行ったらしく、そこで2話ネタバレに出てきた太鼓の太鼓のお兄さんに会った話で盛り上がる。

飲み屋を出た二人は久しぶりに太鼓の太鼓のお兄さんを歌いながら歩くが、ここで徳永のファンだという二人組に会う。その瞬間、神谷は『ほな、俺行くわ』と帰ってしまう。

この時のファンに囲まれる徳永と、帰る神谷の後ろ姿が今の現状を明確に浮彫にしている。

自宅に帰った徳永は神谷の伝記を読み返しながら物思いに耽る。その後場面は変わり、事務所で徳永の引っ越しについて話し合う。どうやら高い家賃の所に住むとレギュラーが決まるやら、頑張れるやら、軽いジンクス的なものがあるらしい。

そして徳永のとった行動は、、、こちらは動画でご確認を。

ここでロクさん(渡辺哲さん)にも衝撃の事実が、、、併せて動画でご確認を。

そしてテレビの収録やらなんやらで忙しくする二人ですが、この時ある事で徳永は神谷に電話をする。この時の神谷の様子が、、、痛々しいな~。

徳永の方は、自分の理想とするお笑いとドンドンかけ離れて行く現状にイライラしつつ、なんとか対応しようと奮闘する。

その後徳永は後輩づてにあほんだらの現状を聞かされる。どうやら徳永も知らなかった事で少し同様する徳永。ここでも後輩があほんだら、もとい、神谷に対してボロカスに言い出す。

怒りや悲しみを抑えつつ、徳永はなんとか振り絞るように『でも神谷さん逃げてへんからな、、、おもろかったやろ発掘バトル、、、最高におもろかったよ、、、』

ちょっと場の空気がどんよりした所で徳永宅のチャイムが鳴る。

神谷キターー、あっ来てなかった、神谷からお祝いが届く。嬉しそうな徳永。

場面は変わってスパークスは収録へ、徳永の意思とは違うが、プロデューサーからの意見を取り入れどんどん売れていくスパークス。

あ~ハネるってこういう事やねんな~、スパークス絶好調。

単独ライブも大盛況に終わり、楽屋にあゆみちゃんが訪れる。と、ここで突然ファンの中に神谷の姿が?!

あっ、結局勘違いやったか、でもこの時徳永は何か虫の知らせを感じたのか神谷と連絡を取り会う事、ここでも徳永は大事な打ち上げを飛ばしてまで神谷の元を訪れる。

ここで前に来た飲み屋で神谷と待つ徳永、そこに神谷が登場。

あっ、、、これが予告編の序章か。

この神谷の変化に徳永はなんとも言えない表情を浮かべる。

神谷は相変わらず漫才論を徳永に語りますが、徳永の耳には入ってないのか、なんとも悲しい表情を浮かべる。その後お店を出た二人は神谷の家?知り合いの女性の家?に向かう。

ここで徳永は一瞬たじろぐ。

察するに自分達はドンドン売れてく中、神谷は相変わらず女性の家に入りびたり、、、あの頃と変わった自分と変わってない神谷に違和感というか何か感じたような表情。

その後部屋に上がり女性と徳永と神谷で鍋をつつむ。これは真樹の事が回想で出てくるのか?!

この女性の見た目がなんとも言えなくよかった。あぁ真樹(門脇麦さん)フォーエバー。

鍋を食べながらテレビを見てるとさっきの自分達の漫才が、ここで徳永のナレーションが入る。

『ゆきさんは、やすらかな暮らしの臭いがする人で、とても清潔な印象を与えた。そしてこの人も。誰かのように良く笑った。壁に響く笑い声が、自然と何時かの真紀さんの笑い声と重なった。』

あぁ真樹(門脇麦さん)フォーエバー2

徳永のナレーションは続き、徳永の本音が出る。8話で一番印象的な言葉

『日常の不甲斐ない僕は、あんなにも神谷さんを笑わす事ができるのに、舞台に立つ僕で神谷さんは笑わない。僕は、結局、世間というものを離(はが?)せなかった。

徳永自身気がついてた事だが、やはり徳永は神谷のように世間の枠内から飛び出す事ができず、自分と神谷の決定的な違いを知ったのか。ナレーションは続き、

『世間すらも問答無用で否定する神谷さんは尊い、でも、悔しくて悔しくて憎くて憎くて仕方がない。』

この時の徳永の演技がなんとも言えずよかった。女性の笑い声と鍋のグツグツ煮える音は聞こえるのに、神谷の笑い声は一切聞こえない。徳永も意識してなのか、神谷の方を見ようともしない。

一番認めてほしい人に認めてもらえない徳永は悔しくて悔しくてたまらない様子、神谷も賢者タイムのような表情でスパークスの漫才を見終わる。

ここで徳永が神谷に『駄目ですかね?』と絞り出すように質問する。

ここからは印象的なので会話形式で、

神谷 : 『ん~?そやな~、もっと徳永の好きなよーーに、おもろい事やったらええねん。』
徳永 : 『できないんですよ』
神谷 : 『考えすぎちゃうか?もっと、気楽に好きな事やったらええねん。』
徳永 : 『そんなに面白くないですか?』 
神谷 : 『面白くない?っていう事ではないねん、俺徳永がおもろいん知ってるから、徳永やったらもっとできる思てまうねん。』
徳永 : 『ほな、自分がテレビ出てやったらよろしいやん。ごちゃごちゃ文句言うんやったら、自分がオーディション受かって、テレビ出ておもろい漫才やったらよろしいやん』
神谷 : 『、、、せやな』
徳永 : 『それなんなんですかこれ、この髪、僕の真似ですよね?服装だって僕の真似ですよね?』
神谷 : 『、、、』
徳永 : 『神谷さん、人の真似すんの死んでも嫌やって言うてましたよね?自分自身の模倣もしたくないって言うてましたよね?これ模倣じゃないんですか?』
神谷 : 『いや、、、お前の髪型見てな、、、恰好いいと思ってん』
徳永 : 『模倣ですやん、、、』

たぶんお互いいろーーんな気持ちがあったんやと思う、昔みたいに楽しい事を追及してればいいだけじゃなく、徳永は売れてしまったからこそ捨てないといけない事もグッと我慢してこらえてて、それでも神谷ならそこを察してくれると思ってた、もしくは神谷なら何かしらアドバイスをもらえるかと期待してたが、神谷は昔と変わらず漫才論だけを語る。好きな事を好きなようにできる時代は終わった事に気がついてもらえない辛さと、それでも神谷に認めてほしくて頑張ってる事に何も言ってもらえない悲しさがここで爆発したんやと思う。

でも今までの言動から考えると、神谷は神谷で何かしら絶対思ってる事はあると思う。それは言葉としてのアドバイスというより、もう自分より上にいったのだから自分で気が付けという先輩からのアドバイスでもあるんじゃないか?

お互いがお互いを思ってる気持ちは本物だけど、師匠と弟子、売れた売れない、色んなしがらみのせいで、お互いの言葉が見えにくくなってるんじゃないかと思う。

しかし、上記のやり取りの徳永と神谷の演技はかなり胸を熱くさせられた。

ここで神谷はある行動に出る。こちらは動画でご確認を。

さすが神谷やなーっと思わされた。

場面は変わって、徳永は改まって神谷に謝罪のメールを送る。

そして、神谷から返信が来る。

ここでも神谷は大人やなーと思った。

7話の最後に徳永のナレーション

『僕は再び、神谷さんと会う事ができるのだろうか、』

んん、なんかの伏線か?

こんな感じで8話が終了


【第8話の感想】

今回は徳永の本音にかなり突っ込んだ内容になってたかと思う。

youtubeの火花予告編なんかで度々【純粋】ってワードが出てたのですが、この回でかなり掘り下げて描かれてたと思う。

どこまでも自分を貫く神谷に憧れる徳永、でも現実は憧れてる先輩は売れず、自分はドンドン売れて世間的には立場は逆転してしまう。

認知もされ、収入も増えたが、その分しがらみも増え、息苦しくなる徳永。

そこで神谷に救いを求めるが、既に徳永と神谷はいるステージが違う訳で、神谷の純粋すぎる言葉が逆に徳永を苦しめているようにも感じられた。

世界は違えど、こんな深く掘り下げてないけど、私自身仕事で上も下も味わったので、徳永と神谷、双方の気持ちが痛い程わかる、、、というとおこがましいですが、わかるつもりでいる。

ある意味世間の人達はこの辺はもっと上手くやるのでしょうけど、あまりに純粋すぎる二人に時に『アホ』と言いたくなるけど、自分にはここまで純粋に考えられなかったので何かこう、胸をえぐられるような感覚にも陥った。

残り2話、私が望むのは一つ

真樹カムバーーーーーーーーーーーーーック!


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